●私の社会活動
(大澤正代、WEF会員、「共育つうしん」53号、2000年8月掲載)
わたらせ教育フォーラムでは新顔となりますが、スタッフの皆様に温かく迎え入れていただき、月例会に加わらせていただいています。また、カウンセリング学習会でもお世話になっております。WEF会員の方の中には、知的障害者関係のボランティア活動を通じてご存じの方もいらっしゃることと思います。
知的障害者関係のボランティア活動は、すでに10余年になります。関ってきた子どもたちの成長とともに、現在の活動内容は「障害者の働く場をつくる会〈かおり〉」が中心になっています。
〈かおり〉は、知的障害を持った子どもをお持ちのお母さん方が、将来、子どもたちが生き生きと働ける場所を自分たちで作っていこうと、活動に取り組んでいる組織です。ポプリを使った製品を中心に、手作りの品物を製作、販売しています。街のイベント等では、子どもたちも参加し、資金づくり活動を通じ、市民との触れ合いを持っています。〈かおり〉の旗を目印に、声を掛けていただけたら嬉しく思います。また、製品は、梅田ふるさとセンターと、桐生地場産センターで販売されていますので、ご支援いただけたらありがたく思います。
障害者が、街の中で生活できる、共に生きる街というのは、共に生きられる街というものです。私は、障害者関係のボランティア活動を通じ、障害者とボランティアだけが関り合うだけでは、共に生きる街は作れないと感じています。普通の社会の中に、どう生きる場を広げていくべきなのか……。障害者が、障害者としてでなく受け入れられるような社会を築こうとする意識を持った人を、1人でも多く増やしていきたいという目的を持っています。
その活動の一つとして、成育期における環境条件が、その後の人格形成に多大な影響を及ぼすということにも着目し、幼児期がチャンスととらえ、その目的に向かって動けるような場も育てつつあります。
弱者と呼ばれる人たちが声を上げにくい現状ですが、ボランティアという立場ゆえ、これまでに、たくさんの人たちの生の声を耳にすることができました。政治の場へ声を伝えることも必要ですし、市民に声を伝えることも必要であると思います。
桐生で久々の女性市議を誕生させるべく、遊説部隊長として率いた選挙カーに向けて、市民の方々から、街を変えていく勇気をいただいたこともありました。
知的障害は、社会の中では、まだまだ厳しいのが実情ですが、だからこそ、健闘のしがいもあると、妙な使命感がわいてきます。そんなわけで、私の社会活動は多岐にわたっていますので、また、違う場でもお目にかかれるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
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