●WEF特別例会に参加して
(桜井敏子、WEF会員、「共育つうしん」54号、2000年10月掲載)

 私は、桐生フリースペースに通うなかで、「わたらせ教育フォーラム」という会があるのを知り、今年度から入会したばかりの新顔です。子育て歴としても、やっと5年目を迎えようとしている新人の部類だと思っています。子育てということを含め、毎日追われている日々をすごしているような気がします。
 そんな私が、先日、例会というものに初めて顔を出すチャンスがあり、参加させていただきました。

 すこし遅れて行ったせいか、「ここは私のような立場の者が来る場所ではなかったな」と感じたのと同時に、「きょうは皆さんの話を聞きに来たんだ」と半分開き直りました。すると、皆さんが話していることを、一歩ひいて聞くことができました。

 話を聞いているうちに、私の理解できる部分とそうでない部分が心の中に湧きおこりました。そんな気持ちを皆さんに問いかけてみればよかったのですが、その場では言葉が出てきませんでした。そして、そんな気持ちを少しの間ひきずっていました。

 そこで感じたのは、例会を開いて討論をすることはとても大切なことだと思いますが、でも、私から見れば、そこは重役会議の場(悪い意味ではなく、多くの経験をしてきた人たちだけが中心で話し合っても……という意味です)であり、これだけでは不十分だなということでした。もっと、現役の子育て中の親の考え、意見、感じていることなどを話すこと、話せる場を増やすことが大切なのではないかなあと思いました。

 たとえば、子育てということで考えてみますと、昔は(私が育てられたころ、約30年前としておきましょう)近所にいっぱい子どもがいて、保育園や幼稚園に入る前から遊ぶ友達がいたり、近所のおじさん、おばさんが遊んでくれたり、叱ってくれたりと、自然と地域の中で育てられた感じがします。

 でも、今の時代はだいぶ違ってきていると思います。今の環境の中で、子育て中の親が中心になって、どのようにしたら子どもたちがのびのびと育ち(体も心も)成長していくのかということを考えなければいけないのでは……という気持ちにさせられました。

 そして、現実として、あの場所(特別例会)に、現役の子育て中の親が興味をもって参加しないことも反省しなければいけないと思いました。自分に直接関係のないことは興味を示さない人たちがほとんどだと思います。そういう私もそうですが……。

 でも、子育て中の親は、何かしら悩みをかかえていると思います。そういう人たちが意見をかわし合う場をもち、話し合い、そして仲間を増やし、そして、少しずつ行動できたら、それはすごい「力」になるのでは……と思ったのは、私だけでしょうか?
(この文章を読んでくださったかた、どうもありがとうございました)

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