●私と対話法
(永春準子、WEF会員、桐生市、「共育つうしん」61号、2001年12月掲載)
今、WEFのメーリングリストの他にもう一つ参加しているのは、〈対話法〉に関するものだ。
WEFメーリングリストに参加した当初は、私にとってインターネットがおもしろく、また書き込みも多かった為、自分も積極的に参加し、毎日がとても楽しかった。しかし、慣れとは怖いもので、だんだん書き込みが減り、おまけにウイルスの問題が重なったり、自分の都合で消極的になったりと、最近はすっかり遠のいてしまった感がある。しかし、そのおかげか、読んでいるだけでもけっこう楽しいものだということを発見できたが、やはり自分の意見を発言し、それに誰かが応えてくれるというのは気持ちの良いものである。
子どもでも大人でも変わりはないと思うのだが、私の場合は、会社でも他でも友人に恵まれ、ネットでもいい仲間がいるおかげで、けっこうストレスをためずにいることができる。また本を読むのが好きなので、本の世界に逃げることもできる。
人は生きていく上でどうしても他人と比較してしまうことが多いと思うが、それは間違いで、「自分は自分だからそれでいいのだ」と考えられることが大切だと、ある本に書いてあった。まさにそのとおりで、人と勝負をしているうちは満足できるはずがなく、自分で自分を認め誉めてやることこそが大切なのだと思う。それがまだできない子どもには、まわりの大人がただ誉めるというのではなく、「君のこういうところがよい」と、具体的に認めてあげることがとても重要らしい。
現在のように、すべてが中流で、皆と同じでなければいけないような時代には、特に個性的なところをきちんと認めてあげないと、いじめや自己否定にでもなったら大変な不幸である。対人関係は一生のものであるから、上手に交友関係を持てるような能力を身につけなくてはいけないと思う。
その一つとして、〈対話法〉はすばらしい方法だと考える。きちんと相手の話を聞くということは、簡単そうで非常に難しい。まして、自分の気持ちを押さえて純粋に相手の気持ちに沿って考えることの難しさ。練習に練習を重ねてもなかなかうまく受け止めることはできない。まして自分に雑念があるときは、相手の気持ちに沿うことができず、申し訳ない時もある。〈対話法〉の練習の時でもそうなのだから、普段の会話ではかなり気をつけないと相手の気持ちなど受け止められるはずがない。
お互いに理解し合うためにも、上手に相手の話を受け止め、そしてわかりやすく話す方法として、〈対話法〉がどんどん広がっていくと良いなと思っている。また、〈対話法〉だけでなく、自分が自分らしくある為に自分に自信を持つ方法というようなことを、学校でも地域でも学習する機会が増えるといいなと思っている。
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